こんにちは、国際茶の湯団体茶柳会です。

2025年10月26日に日ブラジル茶文化交流会を開催しました。

日本を代表するお茶である抹茶と、ブラジルの国民的お茶であるマテ茶を用いて、両国の茶文化の違いと共通点を学び、淹れ方・点て方のレクチャー、そしてそれぞれのお茶に合う各国のお菓子とともに飲み比べも実施しました。 

2時間に及ぶ会となりましたが、筆者の目線では、どなたも熱心に、そして楽しまれている様子が印象的でした。

本記事では、その様子をレポートします。

開演のご挨拶

画像

本交流会は、日本とブラジルという地理的にも文化的にも離れた二国が「お茶」を通じて相互理解を深めることを目的として開催されました。

冒頭の挨拶では、本企画の趣旨として、日常に根付いた飲み物であるお茶が、文化・歴史・人とのつながりを映し出す存在であることが語られ、参加者に向けてリラックスしながら体験してほしいというメッセージを添え、開幕します。

画像
日本マテ茶協会 会長あいさつ
画像
国際茶の湯団体茶柳会 代表あいさつ

ブラジルの茶文化紹介

画像
マテ茶の種類の比較

ブラジルではコーヒー文化が有名である一方、南部を中心にマテ茶が人々の生活に深く根付いているそう。

特に家族や友人同士でマテ茶を回し飲みする習慣は、単なる飲用を超えたコミュニケーションの象徴とされていることが語られ、ブラジルのマテ茶は、日常の中で人と人をつなぐ役割を果たしている点が印象的でした。

マテ茶の淹れ方紹介

画像
会長自ら淹れ方をレクチャー
画像
茶葉をななめに整えておくのがポイントだそう
画像
貴重なマテ茶用のカップと金属のストローを見学

マテ茶の淹れ方は非常にシンプル。乾燥させたマテの葉を容器に入れ湯を注ぎ、専用の金属製ストローボンビーリャを使っていただく。

淹れ方の実演では、温度管理や注ぎ方の工夫により、苦味と香ばしさのバランスが変化することが紹介され、参加者は実際の香りや味わいを想像しながら、そして最後に味わいを感じながら説明に耳を傾けていました。

日本の茶文化紹介

画像

日本の茶道文化は、禅の思想や礼儀作法と深く結びつき、精神修養を重んじる点に特徴があります。
茶道は単なる飲食ではなく、空間・所作・心配りを含めた総合的な芸術として発展してきたこと、そして季節感「一期一会」の考え方が大切にされている点が、日本ならではの茶文化として紹介されました。

抹茶の点て方紹介

画像

抹茶の点て方紹介では、茶筅の使い方やお湯の温度、泡立て方のポイントが実践とともに丁寧に説明されました。

一つひとつの動作に意味が込められており、静かな所作の中に集中と敬意が表れていることが印象的です。
参加者は、抹茶を点てる時間そのものが心を整える体験であることを実感しているように見受けられました。

両国のお茶文化の共通点

日本の抹茶とブラジルのマテ茶文化は、形式や味わいは異なるものの、「回し飲みの文化で人と人をつなぐ」「心を落ち着かせる効果がある」『元々薬として使われていた』という共通点を持っていることが今回の比較で明らかになりました。どちらも日常の中で共有され、会話や交流を生む存在であることから、お茶が両国で文化的な架け橋となっているようです。

抹茶とマテ茶飲み比べ

最後に行われた抹茶とマテ茶の飲み比べでは、参加者それぞれが味・香り・後味の違いを楽しみました。
抹茶のまろやかな旨味と、マテ茶の爽やかな苦味の対比は印象的で、両国の風土や文化背景が味にも反映されていることを体感する時間となりました。
本交流会を通じて、お茶が国境を越えて人々を結びつける力を持つことが強く感じられました。

画像
スタッフもおいしくいただきました
画像
最年少の参加者さまもお楽しみいただいたようです

ほぼ満席となった本交流会。
参加者のみなさまにアンケートにご協力いただきましたので、最後に結果報告とさせていただきます。

日ブラジル茶文化交流会 参加後アンケート

このイベントを何でお知りになられましたか?

画像

参加しようと思った理由を教えてください。

画像

特に印象に残ったセクションは何でしたか?

画像

<各セクションの満足度を教えてください>

ブラジルの茶文化紹介(マテ茶)

画像

特に印象に残ったことがあれば教えてください!

・マテ茶の文化的背景
・南米3国の違いや共通点など紹介していただけとても理解が深まりました!
・黒いマテチャは存在を知らなかったから印象的でした。
・回し飲みをすること
・マテ茶の歴史を学び、南ブラジルのカウボーイについて語る
・The snacks!

マテ茶の淹れ方紹介

画像

特に印象に残ったことがあれば教えてください!

・茶葉を飲んでもいいことを初めて知りました!
・水だしできるとは知らなかったから印象的でした。
・マテ茶を淹れるのに冷たい水を使うのが気に入らなかった
・The plastic disposable mate straw!
・水を何度も入れて一日中飲めることに驚いた。

日本の茶文化紹介(抹茶)

画像

特に印象に残ったことがあれば教えてください!

・マテ茶の系統的種別に関する話
・お茶の分類や作り方の違いがとても勉強になりました
・茶葉を食べているということ。
・緑茶、烏龍茶、紅茶は全て同じ茶葉なことを初めて知った

抹茶の美味しい点て方紹介

画像

特に印象に残ったことがあれば教えてください!

・とても勉強になった
・家での作り方だとうまく混ざりきらなかったので為になりました。温度もできるだけ調整してベストな状態で飲みたいと思いました。
・茶筅も温めること。
・美味しい抹茶を淹れるポイントをたくさん学びました

両国のお茶文化比較

画像

特に印象に残ったことがあれば教えてください!

・吸い切りで感謝を伝えるという作法は、精神的な文化の共通点で面白いなと思いました。
・両方とても栄養があること
・確かに!と思えた共通点の再発見が興味深かったです。
・2つとも、もとは薬だったことに驚いた。今まで、抹茶を一服と数えることに疑問を抱いていなかったが、理由が分かった。

抹茶とマテ茶の試飲(お菓子付き)

画像

特に印象に残ったことがあれば教えてください!

・ブラックマテ茶を子供の頃ブラジルで飲んでいたが、グリーンマテ茶との違いがわかってとても勉強になった
・組み合わせを変えて楽しむのは面白く、美味しかったです!
・飲み比べてみると意外と抹茶の方が苦いということがわかった。
・とても美味しいですね
・ブラジルのピーナッツのお菓子が素朴でおいしかったです。
・ブラジルのお菓子が甘くて美味しかった。和三盆を久しぶりに食べられて嬉しかった。

時間があればどのパートを更に深く聞いてみたいですか?

画像

上記質問に関して、どんな内容を更に聞いてみたいですか?

・1番美味しい抹茶は何か気になります!
・産地の味の違いなど。
・産地によっての味の違いを詳しく知りたいと思った。

<茶文化交流イベントについて>

どんな時にまた参加してみたいと思いましたか?近いものを3つまで教えてください。

画像

その他、本日のご感想やご意見ご要望があればご記入ください。 

さいごに自由にご感想をお書きください。

・とても面白かったです。ありがとうございました!
・勉強になりました。有難うございました!
・楽しかったです!
・アットホームな雰囲気で楽しめました。

主催 :国際茶の湯団体茶柳会
協力:日本マテ茶協会